【朝イチ】本日のFX注目ポイント(2025/10/23)
本日のFX市場では、米ドル円の動向が注目されます。昨日の市場は比較的落ち着いた動きでしたが、今朝の経済指標発表を受け、相場が変動する可能性があります。
本記事では、主要通貨ペアのテクニカル分析に加え、ファンダメンタルズ要因も考慮し、今日のトレード戦略を具体的に解説します。最新の市場動向を把握し、今日の取引に役立てましょう。
前日のUSD/JPY・EUR/USDの動向
USD/JPY(米ドル/円)
昨日のUSD/JPYは、1時間足で見ると方向感の乏しい展開となりました。東京時間からロンドン時間にかけては小幅な上昇が見られましたが、ニューヨーク時間に入ると反落し、ほぼ始値近辺で引けました。
レンジとしては、149.50円から150.00円の間で推移しました。重要高値は150.00円、重要安値は149.50円となります。
EUR/USD(ユーロ/米ドル)
昨日のEUR/USDは、USD/JPYと同様に方向感に欠ける一日でした。1時間足では、小幅な上下動を繰り返しながら、終日レンジ相場となりました。
レンジは1.0650ドルから1.0700ドルの間で推移しました。重要高値は1.0700ドル、重要安値は1.0650ドルです。
直近ニュースとファンダメンタルズ解説
ニュース1:米消費者物価指数(CPI)発表
本日、米国の消費者物価指数(CPI)が発表されます。市場予想を上回る結果となれば、FRBの利上げ観測が強まり、米ドル高となる可能性があります。
ニュース2:欧州中央銀行(ECB)理事会
明日は欧州中央銀行(ECB)理事会が開催されます。インフレ抑制のため、追加利上げの可能性も指摘されており、ユーロの動向に注目が集まります。
ニュース3:日銀金融政策決定会合
来週は日銀の金融政策決定会合が開催されます。現状維持の可能性が高いと見られていますが、今後の政策変更のヒントとなる発言があるかもしれません。
ファンダメンタルズ解説
上記ニュースを踏まえると、本日は米国のCPI発表が最大の注目材料となります。インフレ指標の結果次第では、米ドルが大きく変動する可能性があります。また、明日のECB理事会もユーロの動向に影響を与えるでしょう。日銀の金融政策決定会合は、今後の長期的なトレンドを占う上で重要です。
本日のテクニカル分析:Pivot & Fibonacci
本日は、PivotとFibonacciという2つのインジケーターを用いてテクニカル分析を行います。これらのインジケーターを組み合わせることで、より精度の高い分析が可能になります。
Pivot(ピボット)
Pivotは、前日の高値、安値、終値を用いて、当日のサポートラインとレジスタンスラインを予測するインジケーターです。相場のトレンドや転換点を見極めるのに役立ちます。
具体的なルール:Classic Pivotでは、ピボットポイント(PP)を算出し、PPを中心に、レジスタンスライン(R1, R2, R3)とサポートライン(S1, S2, S3)を算出します。Camarilla Pivotでは、より細かいレベルでサポート・レジスタンスラインが算出され、短期的な売買判断に利用されます。
数値例:前日のUSD/JPYの高値が150.00円、安値が149.50円、終値が149.75円だった場合、Classic Pivotのピボットポイント(PP)は(150.00 + 149.50 + 149.75)/ 3 = 149.75円となります。そこから、R1, R2, R3, S1, S2, S3が計算されます。
やってはいけないこと:Pivotだけでエントリー判断をしないこと。他のテクニカル指標やファンダメンタルズ分析と組み合わせて使用する必要があります。また、Pivotラインを絶対的なサポート・レジスタンスラインと過信しないこと。相場の状況によっては、Pivotラインをブレイクすることもあります。
Fibonacci(フィボナッチ)
Fibonacciは、フィボナッチ数列に基づいた比率(23.6%、38.2%、50%、61.8%、78.6%など)を用いて、相場の押し目や戻りのターゲットを予測するインジケーターです。トレンド相場におけるエントリーポイントや利益確定ポイントを見つけるのに役立ちます。
具体的なルール:高値と安値を結び、その間にフィボナッチリトレースメントを引きます。一般的に、38.2%、50%、61.8%のラインが押し目や戻りの候補として注目されます。また、フィボナッチエクスパンションは、目標価格を設定する際に利用されます。
数値例:USD/JPYが150.00円から149.00円まで下落した場合、その下落幅の38.2%戻しは、149.00 + (150.00 – 149.00) * 0.382 = 149.382円となります。この水準が、短期的な戻りのターゲットとなる可能性があります。
やってはいけないこと:Fibonacciリトレースメントだけを頼りにエントリーしないこと。他のテクニカル指標と組み合わせて、複数の根拠が重なるポイントを探すことが重要です。また、相場の状況によっては、フィボナッチラインを無視して一方的にトレンドが進行することもあります。
レンジとトレンドの使い分け条件:ADXが20以下であればレンジ相場と判断し、Pivotのサポート・レジスタンスラインを利用した逆張り戦略を検討します。ADXが25以上であればトレンド相場と判断し、Fibonacciリトレースメントを利用した順張り戦略を検討します。
本日のトレード設計(時間帯・水準・失敗例回避)
本日のトレード設計は、午前中の東京時間、午後からロンドン時間、そしてニューヨーク時間という時間帯ごとに戦略を分けて考えます。また、PivotとFibonacciを組み合わせ、具体的なエントリー水準、損切り水準、利益確定水準を設定し、リスクを最小限に抑えることを目指します。
東京時間(午前9時~午後3時)
東京時間帯は、アジア市場の動向に影響を受けやすく、比較的値動きが緩やかな傾向があります。本日は、Pivotのサポートラインとレジスタンスラインを利用した、レンジ相場での逆張り戦略を基本とします。
エントリー条件:USD/JPYがS1(サポートライン1)に接近した場合、買いエントリーを検討します。EUR/USDがR1(レジスタンスライン1)に接近した場合、売りエントリーを検討します。
損切り/利確:損切りは、エントリー価格から15pips下(買いの場合)または上(売りの場合)に設定します。利確は、エントリー価格から20pips上(買いの場合)または下(売りの場合)に設定します。
失敗例回避:東京時間帯は、突発的なニュースやイベントによって相場が急変動する可能性があります。経済指標発表時や要人発言時には、ポジションを一時的にクローズするなど、リスク管理を徹底しましょう。
ロンドン時間(午後4時~午後0時)
ロンドン時間帯は、欧州市場の参加者が増え、相場が活発化する傾向があります。本日は、東京時間帯で形成されたレンジをブレイクした場合、Fibonacciリトレースメントを利用した順張り戦略を検討します。
エントリー条件:USD/JPYがR1を上抜けた場合、その後の押し目をFibonacci38.2%で買いエントリーを検討します。EUR/USDがS1を下抜けた場合、その後の戻りをFibonacci38.2%で売りエントリーを検討します。
損切り/利確:損切りは、エントリー価格から20pips下(買いの場合)または上(売りの場合)に設定します。利確は、次のFibonacciライン、例えば50%や61.8%に設定します。
失敗例回避:ロンドン時間帯は、ダマシと呼ばれる一時的なブレイクが発生しやすい時間帯です。ブレイクアウトを確認する際には、他のテクニカル指標(例:RSI、MACD)と組み合わせて判断し、安易な飛び乗りは避けましょう。
ニューヨーク時間(午後9時~午前6時)
ニューヨーク時間帯は、米国市場の参加者が加わり、一日のうちで最も値動きが大きくなる時間帯です。本日は、ロンドン時間帯からの流れを引き継ぎ、トレンドフォロー戦略を継続します。
エントリー条件:ロンドン時間帯で形成されたトレンドが継続する場合、Fibonacciエクスパンションを利用して、目標価格を設定し、順張りでエントリーします。
損切り/利確:損切りは、エントリー価格から25pips下(買いの場合)または上(売りの場合)に設定します。利確は、Fibonacciエクスパンションで算出された目標価格に設定します。
失敗例回避:ニューヨーク時間帯は、経済指標発表や要人発言が集中する時間帯であり、相場が急変動するリスクがあります。重要な経済指標発表前には、ポジションを減らすか、一時的にクローズするなど、リスク管理を徹底しましょう。
明日の見通し(複数シナリオ)
シナリオ1:米CPIが市場予想を上回った場合
米CPIが市場予想を上回った場合、FRBの利上げ観測が強まり、米ドルが上昇する可能性があります。USD/JPYは151.00円を目指す展開となるでしょう。EUR/USDは下落し、1.0600ドルを下回る可能性があります。
シナリオ2:米CPIが市場予想を下回った場合
米CPIが市場予想を下回った場合、FRBの利上げ観測が後退し、米ドルが下落する可能性があります。USD/JPYは149.00円まで下落する可能性があります。EUR/USDは上昇し、1.0750ドルを目指す展開となるでしょう。
シナリオ3:米CPIが市場予想とほぼ同じだった場合
米CPIが市場予想とほぼ同じだった場合、市場は様子見姿勢となり、相場は小幅なレンジ相場となる可能性があります。USD/JPYは149.50円から150.00円の間で推移するでしょう。EUR/USDは1.0650ドルから1.0700ドルの間で推移するでしょう。
投資の心得
「Buy when everyone else is selling and hold until everyone else is buying.」- John Templeton
(他の人が売っている時に買い、他の人が買っている時まで持ち続ける。)
著名な投資家、ジョン・テンプルトンの言葉です。相場が悲観的な状況にある時こそ、冷静に分析し、将来性のある資産を購入するチャンスです。逆に、相場が過熱している時には、利益を確定し、リスクを回避することが重要です。
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筆者メモ(今日の所感)
イベント待ちの地合い。サイズを落として小さくエントリー。損切りは“機械的”に。指値の上書きはしないのが正解。
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免責事項
当記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の通貨ペアの売買を推奨するものではありません。相場は急変することがあり、元本の保証はありません。取引は自己責任でお願いいたします。
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