【朝イチ】本日のFX注目ポイント(2025/12/25)
本日のFX市場では、米ドル円とユーロドルの動向に注目が集まります。主要経済指標の発表や、クリスマスの祝日ムードによる市場の流動性低下も考慮する必要があります。テクニカル分析に基づき、短期的なトレード戦略を立案しましょう。
この記事では、前日の相場分析、ファンダメンタルズ要因、テクニカル指標を用いた具体的なトレード戦略、そして明日の相場見通しまで、FXトレーダーに必要な情報を網羅的に提供します。リスク管理を徹底し、冷静な判断で取引に臨んでください。
この記事が、あなたのFX取引の成功に少しでも貢献できれば幸いです。
前日のUSD/JPY・EUR/USD相場分析
USD/JPYの1時間足分析
昨日のUSD/JPYは、比較的狭いレンジでの推移となりました。東京時間からロンドン時間にかけては、132.00円を挟んで小動きが継続。ニューヨーク時間に入ると、やや円安方向に振れる場面もありましたが、132.50円付近で上値が抑えられました。
方向感としては、わずかに上昇トレンドでしたが、勢いは限定的でした。重要高値は132.50円、重要安値は131.80円と見ることができます。
EUR/USDの1時間足分析
EUR/USDも同様に、レンジ相場となりました。欧州時間には、1.0850ドル付近まで上昇する場面がありましたが、その後は反落。1.0800ドル付近でサポートされ、もみ合いが続きました。
方向感は、ほぼ横ばい。重要高値は1.0850ドル、重要安値は1.0780ドルと見ておきましょう。
直近ニュースとファンダメンタルズ解説
ニュース1:米国の消費者信頼感指数が予想を下回る
先日の米国の消費者信頼感指数が、市場予想を下回る結果となりました。これは、米国の景気減速懸念を高める要因となり、ドル売りにつながる可能性があります。ただし、クリスマス休暇を控えており、市場の反応は限定的かもしれません。
ニュース2:欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨が発表
ECB理事会議事要旨では、インフレ抑制に対する強い決意が示されました。今後の利上げ継続が示唆されたことで、ユーロ買いの材料となる可能性があります。ただし、景気後退のリスクも意識されており、ユーロの上昇は限定的かもしれません。
ニュース3:原油価格が上昇
原油価格が上昇しました。これは、世界的な景気回復期待や、供給不安などが背景にあると考えられます。原油価格の上昇は、インフレ圧力を高める要因となる可能性があります。
ファンダメンタルズ解説
全体的に見て、現在の市場は、インフレ、景気後退、金融政策という3つの要素が複雑に絡み合っています。米国の消費者信頼感指数が予想を下回ったことは、景気後退懸念を高める要因となります。ECBの利上げ継続姿勢は、ユーロ買いの材料となる可能性がありますが、景気後退リスクも考慮する必要があります。原油価格の上昇は、インフレ圧力を高める要因となります。
これらのファンダメンタルズ要因を踏まえ、テクニカル分析と組み合わせることで、より精度の高いトレード戦略を立てることができます。
テクニカル分析:Pivot & Fibonacci
本日は、Pivot(ピボット)とFibonacci(フィボナッチ)という2つのテクニカル指標を用いて、具体的な売買ルールと根拠を解説します。
Pivot(ピボット)
Pivotの役割
ピボットは、前日の価格変動を基に、当日のサポートラインとレジスタンスラインを予測する指標です。市場参加者の心理的な節目として機能しやすく、短期的なトレードに役立ちます。
Pivotの具体ルール
クラシックピボットとカマリラピボットの2種類があります。クラシックピボットは、前日の高値、安値、終値の平均値をピボットポイント(PP)とし、そこからレジスタンスライン(R1, R2, R3)とサポートライン(S1, S2, S3)を算出します。カマリラピボットは、より細かく分割されたサポートラインとレジスタンスラインを提供し、短期的な反転ポイントを捉えやすくなっています。
一般的なルールとして、価格がピボットポイント(PP)よりも上に位置していれば、上昇トレンドと判断し、R1, R2, R3を目標に買いエントリーを検討します。逆に、価格がピボットポイント(PP)よりも下に位置していれば、下降トレンドと判断し、S1, S2, S3を目標に売りエントリーを検討します。
Pivotの数値例(USD/JPY、前日終値132.00円の場合)
以下は、USD/JPYの前日終値が132.00円だった場合の、クラシックピボットの数値例です(計算式は省略)。
- R1: 132.50円
- R2: 133.00円
- R3: 133.50円
- PP: 132.00円
- S1: 131.50円
- S2: 131.00円
- S3: 130.50円
この例では、価格が132.00円よりも上に位置していれば、132.50円、133.00円、133.50円を目標に買いエントリーを検討します。逆に、132.00円よりも下に位置していれば、131.50円、131.00円、130.50円を目標に売りエントリーを検討します。
Pivotでやってはいけないこと
Pivotだけでトレード判断をしないこと。Pivotはあくまでサポートラインとレジスタンスラインの目安であり、他のテクニカル指標やファンダメンタルズ分析と組み合わせて使用する必要があります。また、レンジ相場では、Pivotの信頼性が低下するため、注意が必要です。
Fibonacci(フィボナッチ)
Fibonacciの役割
フィボナッチは、特定の価格変動に対して、潜在的なサポートラインとレジスタンスラインを予測する指標です。押し目買いや戻り売りを狙う際に役立ちます。
Fibonacciの具体ルール
最も一般的なのは、フィボナッチ・リトレースメントです。これは、起点となる高値と安値を設定し、その間のフィボナッチ比率(23.6%、38.2%、50%、61.8%、78.6%)に基づいて、サポートラインとレジスタンスラインを算出します。
上昇トレンドの場合、高値から安値に向けてフィボナッチ・リトレースメントを引きます。価格が38.2%や50%のラインで反発すれば、押し目買いのチャンスと考えられます。下降トレンドの場合、安値から高値に向けてフィボナッチ・リトレースメントを引きます。価格が38.2%や50%のラインで反発すれば、戻り売りのチャンスと考えられます。
Fibonacciの数値例(EUR/USD、1.0700ドルから1.0900ドルへの上昇の場合)
以下は、EUR/USDが1.0700ドルから1.0900ドルへ上昇した場合の、フィボナッチ・リトレースメントの数値例です(計算式は省略)。
- 23.6%:1.0853ドル
- 38.2%:1.0824ドル
- 50.0%:1.0800ドル
- 61.8%:1.0776ドル
- 78.6%:1.0731ドル
この例では、価格が1.0853ドル、1.0824ドル、1.0800ドル付近で反発すれば、押し目買いのチャンスと考えられます。
Fibonacciでやってはいけないこと
Fibonacciだけでトレード判断をしないこと。Fibonacciはあくまでサポートラインとレジスタンスラインの目安であり、他のテクニカル指標やファンダメンタルズ分析と組み合わせて使用する必要があります。また、明確なトレンドが出ていない場合、Fibonacciの信頼性が低下するため、注意が必要です。
ADXが20未満の場合はレンジ相場と判断し、トレンド追随は避ける。
運用戦略
本日の運用戦略として、USD/JPYとEUR/USDに対して、以下のシナリオを想定します。
USD/JPYのトレード戦略
エントリー条件:価格がピボットポイント(PP)である132.00円を上抜け、R1である132.50円を明確に突破した場合、買いエントリーを検討します。
損切り:エントリー価格から20pips下。
利確:R2である133.00円。
資金管理:1回のトレードにおけるリスクは、総資金の2%以内とします。
EUR/USDのトレード戦略
エントリー条件:価格が1.0800ドル付近で反発し、フィボナッチ・リトレースメントの38.2%ラインである1.0824ドルを上抜けた場合、押し目買いを検討します。
損切り:エントリー価格から20pips下。
利確:直近高値である1.0850ドル。
資金管理:1回のトレードにおけるリスクは、総資金の2%以内とします。
明日の見通し
シナリオ1:米ドル円、小幅な上昇
米国の経済指標が予想を上回る結果となれば、米ドル買いが優勢となり、USD/JPYは小幅に上昇する可能性があります。ただし、クリスマスの祝日ムードで市場の流動性が低下しているため、上昇幅は限定的かもしれません。
シナリオ2:ユーロドル、レンジ相場継続
ECBの利上げ継続姿勢は、ユーロ買いの材料となる可能性がありますが、景気後退リスクも意識されており、EUR/USDはレンジ相場が継続する可能性があります。テクニカル指標に基づき、慎重なトレードを心がけましょう。
シナリオ3:リスクオフムードの台頭
地政学的なリスクや、世界経済の不確実性が高まれば、リスクオフムードが台頭し、円買いが優勢となる可能性があります。USD/JPYは下落する可能性があり、注意が必要です。
投資の心得
「他人が貪欲になっているときは恐る恐る、他人が恐る恐るになっているときは貪欲に。」 – ウォーレン・バフェット
市場の心理に逆らう勇気を持ちましょう。大衆が熱狂しているときには冷静さを保ち、逆に市場が悲観的なときにはチャンスを見出すことが、長期的な成功につながります。
筆者メモ(今日の所感)
週後半はポジション整理が出やすい印象。利確は欲張らず、ルールを機械的に守りたいですね。
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当記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の通貨ペアの売買を推奨するものではありません。相場は急変することがあり、元本の保証はありません。取引は自己責任でお願いいたします。
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