【朝イチ】本日のFX注目ポイント(2025/11/06)
本日のFX市場では、主要経済指標の発表を控え、各通貨ペアの動向に注目が集まります。
特に米ドル円とユーロドルの動向、そして本日のトレード戦略について、詳細に解説していきます。
今日の分析を通じて、皆様のトレード判断の一助となれば幸いです。
前日のUSD/JPY・EUR/USDの動向
USD/JPYの動向
昨日のUSD/JPYは、1時間足で見ると、全体的に方向感の乏しい展開となりました。東京時間には小幅な上昇を見せたものの、その後は伸び悩み、欧州時間にかけては若干の下落傾向となりました。
明確なトレンドは確認できず、レンジ相場が継続しています。重要高値は150.50円付近、重要安値は149.80円付近です。
EUR/USDの動向
一方、EUR/USDも同様に、1時間足ではレンジ相場が続いています。早朝には若干の上昇が見られましたが、その後は売り買いが交錯し、方向感の定まらない展開となりました。
重要高値は1.0750ドル付近、重要安値は1.0700ドル付近です。これらの水準をブレイクするかどうかが、今後の方向性を占う上で重要になります。
直近ニュースの要点とファンダメンタル解説
米国の雇用統計発表
先週発表された米国の雇用統計は、市場予想を上回る結果となりました。非農業部門雇用者数は予想を大幅に上回り、失業率も低下しました。この結果を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め政策が長期化するとの見方が強まり、ドル買いの動きが加速しました。
欧州中央銀行(ECB)の政策金利据え置き
先週開催された欧州中央銀行(ECB)の理事会では、政策金利が据え置きとなりました。ECBは、インフレ率の高止まりを警戒しつつも、景気減速のリスクも考慮し、慎重な姿勢を維持しています。この決定を受け、ユーロは一時的に下落しましたが、その後は底堅く推移しています。
地政学リスクの高まり
中東地域における地政学リスクが再び高まっており、原油価格の上昇や、リスク回避の動きが強まっています。地政学的な緊張は、金融市場全体に影響を与える可能性があり、今後の動向に注意が必要です。
本日のテクニカル分析
Pivot (Classic)を用いた分析
Pivot (Classic)は、前日の高値、安値、終値から算出される基準値(Pivot Point)を中心に、サポートラインとレジスタンスラインを算出するインジケーターです。Pivot Pointは、相場の均衡点を示し、サポートラインとレジスタンスラインは、それぞれ下値支持線と上値抵抗線として機能します。
具体的なルール:Pivot Pointよりも価格が上にある場合は、上昇トレンドの可能性が高く、買い戦略を検討します。逆に、Pivot Pointよりも価格が下にある場合は、下降トレンドの可能性が高く、売り戦略を検討します。また、サポートラインやレジスタンスラインでの反発やブレイクを狙う戦略も有効です。
数値例:例えば、本日のUSD/JPYのPivot Pointが150.20円、第一レジスタンスラインが150.50円、第一サポートラインが149.90円とします。もし価格が150.30円で推移している場合、Pivot Pointよりも上にあるため、上昇トレンドの可能性を考慮し、150.50円のレジスタンスライン突破を目標に買いエントリーを検討します。
やってはいけないこと:Pivot Pointだけで判断し、他のテクニカル指標やファンダメンタルズ分析を無視すること。Pivot Pointはあくまで目安であり、相場状況によっては機能しないこともあります。過信せず、複数の情報を組み合わせて判断することが重要です。
Fibonacciを用いた分析
Fibonacci(フィボナッチ)は、黄金比率に基づいて、相場の反転ポイントを予測するインジケーターです。一般的には、FibonacciリトレースメントとFibonacciエクステンションが使用されます。Fibonacciリトレースメントは、トレンドの押し目や戻りの目標値を予測し、Fibonacciエクステンションは、トレンドの継続的な目標値を予測します。
具体的なルール:上昇トレンドの場合、直近の安値から高値に向けてFibonacciリトレースメントを引きます。一般的に、38.2%、50%、61.8%のラインが押し目の候補となります。これらのラインで反発するようであれば、買いエントリーを検討します。下降トレンドの場合は、直近の高値から安値に向けてFibonacciリトレースメントを引きます。同様に、38.2%、50%、61.8%のラインが戻りの候補となり、これらのラインで反落するようであれば、売りエントリーを検討します。
数値例:例えば、USD/JPYが149.50円から150.50円まで上昇した後、調整局面に入ったとします。Fibonacciリトレースメントを引くと、38.2%のラインが150.12円、50%のラインが150.00円、61.8%のラインが149.88円となります。もし価格が150.12円付近で反発するようであれば、買いエントリーを検討します。
やってはいけないこと:Fibonacciリトレースメントだけでエントリーポイントを決定すること。Fibonacciリトレースメントは、あくまで潜在的な反転ポイントを示すものであり、必ず反発するとは限りません。他のテクニカル指標やローソク足の形状なども考慮し、総合的に判断する必要があります。
ADXが20未満の場合は、レンジ相場と判断し、PivotやFibonacciを用いて逆張り戦略を検討します。ADXが20以上の場合は、トレンド相場と判断し、順張り戦略を検討します。
本日のトレード設計(時間帯・水準・失敗例回避)
本日のトレード戦略は、東京時間から欧州時間にかけては、Pivot PointとFibonacciリトレースメントを参考に、レンジ相場での逆張り戦略を中心に組み立てます。ニューヨーク時間に入ってからは、経済指標の発表や要人発言に注意し、トレンドが発生した場合は、順張り戦略に切り替えることも検討します。
時間帯
東京時間(午前9時~午後3時):Pivot Pointを中心に、サポートラインやレジスタンスラインでの反発を狙う逆張り戦略。損切りは各ラインの少し外側に設定します。利益確定は、次のサポートラインやレジスタンスラインを目標とします。
欧州時間(午後4時~午前1時):東京時間の戦略を継続しつつ、欧州市場のオープンによる変動に注意します。主要な経済指標の発表がある場合は、発表前にポジションをクローズするか、損切り幅を広げるなどの対策が必要です。
ニューヨーク時間(午後9時~午前6時):米国の経済指標発表や要人発言が多いため、注意が必要です。指標発表後にトレンドが発生した場合は、Fibonacciエクステンションを参考に、順張り戦略に切り替えることも検討します。
水準
USD/JPY:Pivot Point 150.20円、第一レジスタンスライン 150.50円、第一サポートライン 149.90円。150.50円を明確にブレイクした場合は、151.00円を目指す買い戦略。149.90円を明確にブレイクした場合は、149.50円を目指す売り戦略。
EUR/USD:Pivot Point 1.0725ドル、第一レジスタンスライン 1.0750ドル、第一サポートライン 1.0700ドル。1.0750ドルを明確にブレイクした場合は、1.0780ドルを目指す買い戦略。1.0700ドルを明確にブレイクした場合は、1.0670ドルを目指す売り戦略。
失敗例回避
早朝の窓開け:週末明けや祝日明けなど、市場がオープンした直後に、前の終値から大きく乖離して始まる「窓開け」が発生することがあります。窓開けが発生した場合は、窓埋めを狙う逆張り戦略はリスクが高いため、避けるべきです。
指標発表時のスプレッド拡大:経済指標発表時は、スプレッドが大幅に拡大することがあります。スプレッドが拡大すると、意図した価格でエントリーや決済ができない可能性が高まるため、指標発表直前のトレードは避けるべきです。
トレンド転換のサインを見逃す:レンジ相場が継続している場合でも、突発的なニュースやイベントによって、トレンドが転換することがあります。トレンド転換のサインを見逃すと、逆方向にポジションを持ってしまい、損失が拡大する可能性があります。常に市場の動向を注意深く観察し、トレンド転換の兆候を察知することが重要です。
運用戦略(エントリー条件・損切/利確・資金管理の数値ガイド)
本日の運用戦略は、以下の通りです。資金管理を徹底し、リスクを最小限に抑えることを心がけましょう。
エントリー条件
- USD/JPY:Pivot Point付近での反発、またはサポートライン/レジスタンスラインでのブレイクアウトを確認。
- EUR/USD:Fibonacciリトレースメントの38.2%/50%/61.8%ラインでの反発を確認。
損切り/利確
- USD/JPY:損切りはエントリー価格から±15pips、利確はエントリー価格から±30pips。
- EUR/USD:損切りはエントリー価格から±10pips、利確はエントリー価格から±20pips。
資金管理
1回のトレードにおけるリスク許容度は、総資金の2%以内とします。例えば、総資金が100万円の場合、1回のトレードで許容できる損失額は2万円までとなります。ポジションサイズは、損切り幅とリスク許容度から逆算して決定します。
例:USD/JPYで15pipsの損切りを設定する場合、2万円の損失を許容できるポジションサイズは、2万円 / (15pips * 1,000通貨) = 1.33ロットとなります。したがって、ポジションサイズは1.3ロット以下に抑える必要があります。
明日の見通し(複数シナリオ)
強気シナリオ
明日のUSD/JPYは、米国の経済指標が良好な結果となり、米ドル買いの動きが加速した場合、151.00円を目指して上昇する可能性があります。EUR/USDは、欧州の経済指標が改善し、ユーロ買いの動きが強まった場合、1.0800ドルを目指して上昇する可能性があります。
弱気シナリオ
明日のUSD/JPYは、米国の経済指標が予想を下回り、米ドル売りの動きが強まった場合、149.50円を目指して下落する可能性があります。EUR/USDは、欧州の政治的な不安定要素が表面化し、ユーロ売りの動きが強まった場合、1.0650ドルを目指して下落する可能性があります。
中立シナリオ
明日のUSD/JPYとEUR/USDは、明確な方向感を示さず、レンジ相場が継続する可能性があります。主要な経済指標の発表がない場合や、市場参加者の様子見姿勢が強い場合は、小幅な値動きに終始する可能性があります。
投資の心得
「リスクを取らないことが最大のリスクである。」 – ウォーレン・バフェット
投資においては、リスクを恐れず、積極的に機会を捉えることが重要です。ただし、リスクを過大評価せず、冷静に分析し、適切なリスク管理を行うことが不可欠です。
筆者メモ(今日の所感)
イベント待ちの地合い。サイズを落として小さくエントリー。損切りは“機械的”に。指値の上書きはしないのが正解。
関連記事・手順
免責事項
当記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の通貨ペアの売買を推奨するものではありません。相場は急変することがあり、元本の保証はありません。取引は自己責任でお願いいたします。
内部リンク
市場分析 — 最新の相場の見方と手順はこちら。
EA戦略 — 自動売買の検証と選び方の指針。

