【朝イチ】本日のFX注目ポイント(2025/11/12)
今日のFX市場で注目すべきポイントを、最新の市場分析とテクニカル指標に基づいて解説します。
本記事では、USD/JPYとEUR/USDの直近の動きを振り返り、主要ニュースの要点をまとめ、具体的なトレード戦略を提案します。
ATRとボリンジャーバンドを活用した、今日から使える実践的な分析をお届けします。
前日のUSD/JPY・EUR/USDの動向
USD/JPYの振り返り
昨日のUSD/JPYは、午前中に148.20円まで上昇した後、午後にかけて147.50円まで下落する展開となりました。
一時間足で見ると、比較的狭いレンジでの推移が続いており、方向感は不明確です。 重要高値は148.20円、重要安値は147.50円と見ています。
EUR/USDの振り返り
EUR/USDは、昨日一日を通して1.0700ドルから1.0740ドルの間で推移しました。
USD/JPYと同様に、一時間足ではレンジ相場が継続しており、明確なトレンドは見られません。 重要高値は1.0740ドル、重要安値は1.0700ドルです。
直近ニュースの要点とファンダメンタルズ分析
最新ニュース1:米国のインフレ指標
先週発表された米国の消費者物価指数(CPI)は、市場予想を下回る結果となりました。
これにより、FRBの利上げペース減速観測が強まり、ドル安が進む要因となっています。
最新ニュース2:欧州中央銀行(ECB)の政策金利
ECBは先日の理事会で、政策金利を据え置くことを決定しました。
ただし、ラガルド総裁は、今後のインフレ動向次第では追加利上げも辞さない構えを示唆しており、ユーロの先行きは不透明です。
最新ニュース3:日本の景気動向
日本の7-9月期GDPは、前期比年率換算でマイナス成長となりました。
円安による輸入物価の上昇が個人消費を圧迫しており、景気回復の遅れが懸念されています。
テクニカル分析:ATRとボリンジャーバンド
ATR(Average True Range)の解説
ATRは、一定期間における価格変動幅の平均値を算出し、相場のボラティリティ(変動率)を測る指標です。一般的に、ATRの値が高いほどボラティリティが高く、低いほどボラティリティが低いと判断されます。
ATRの具体的なルールは、指定した期間(通常は14日間)の高値、安値、前日終値を用いてTrue Range(TR)を計算し、その平均値を求めます。TRは以下の3つの値の中で最も大きいものを使用します。
- 当日高値 – 当日安値
- 当日高値 – 前日終値
- 前日終値 – 当日安値
例えば、ある通貨ペアの14日間のATRが0.0050(50pips)だった場合、過去14日間の平均的な価格変動幅が50pipsであることを意味します。
ATRを使う際にやってはいけないことは、ATRの数値を絶対的な売買シグナルとして過信することです。ATRはあくまでボラティリティを示す指標であり、相場の方向性を示すものではありません。
ボリンジャーバンドの解説
ボリンジャーバンドは、移動平均線とその上下に標準偏差に基づくバンドを表示することで、価格変動の範囲を視覚的に捉えるための指標です。相場の過熱感やトレンドの強さを判断するのに役立ちます。
ボリンジャーバンドの具体的なルールは、まず期間(通常は20日間)を設定し、移動平均線を計算します。次に、その期間の標準偏差を計算し、移動平均線から上下に標準偏差の2倍(または1倍、3倍など)の幅でバンドを表示します。
例えば、20日間の移動平均線が148.00円で、標準偏差が0.0025(25pips)の場合、+2σバンドは148.50円、-2σバンドは147.50円となります。
ボリンジャーバンドを使う際にやってはいけないことは、バンドに価格がタッチしたからといって、必ず反転すると決めつけることです。強いトレンドが発生している場合は、バンドに沿って価格が推移することがあります。
ADXが20未満の場合はレンジ相場と判断し、ボリンジャーバンドの逆張り戦略を優先し、ADXが25を超えている場合はトレンドフォロー戦略を検討します。
本日のトレード設計(時間帯・水準・失敗例回避)
時間帯
午前中は東京市場のオープン直後の値動きに注目し、ボラティリティが高まる時間帯を狙います。午後は欧州市場のオープン時間に合わせて、再度市場の動向をチェックします。ニューヨーク市場の時間帯は、重要な経済指標の発表がある場合にのみ、集中的に監視します。
水準
USD/JPYは、147.50円と148.20円のレンジを意識し、それぞれの水準でのプライスアクションを確認します。EUR/USDは、1.0700ドルと1.0740ドルのレンジを注視し、ブレイクアウトの兆候を探ります。
失敗例回避
今日のトレードで避けたいのは、早朝や深夜など、流動性が低い時間帯での取引です。スプレッドが広がりやすく、意図しない価格で約定するリスクが高まります。
また、重要な経済指標の発表前後は、相場が大きく変動する可能性があるため、ポジションを持つことを避けるか、ストップロスを適切に設定することが重要です。
運用戦略
エントリー条件
USD/JPYの場合、ATRが過去14日間の平均値よりも高い水準にある場合、ボラティリティが高いと判断し、短期的なスキャルピング戦略を採用します。具体的には、ボリンジャーバンドの+2σラインに価格がタッチした場合に売りエントリー、-2σラインに価格がタッチした場合に買いエントリーを検討します。
EUR/USDの場合、ボリンジャーバンドの幅が狭まっている状態から拡大し始めた場合、トレンド発生の兆候と見て、ブレイクアウト戦略を検討します。具体的には、直近の高値または安値を明確にブレイクした場合に、順張りでエントリーします。
損切/利確
損切りは、エントリー価格からATRの0.5倍の幅を目安に設定します。例えば、ATRが50pipsの場合、損切り幅は25pipsとします。
利確は、エントリー価格からATRの1倍の幅を目安に設定します。例えば、ATRが50pipsの場合、利確幅は50pipsとします。
資金管理
1回のトレードで使用する資金は、総資金の2%以内に抑えることを推奨します。例えば、総資金が100万円の場合、1回のトレードで使用する資金は2万円以内にします。
レバレッジは、個人のリスク許容度に応じて調整しますが、過度なレバレッジは避けるべきです。一般的には、レバレッジを5倍以下に抑えることが推奨されます。
明日の見通し(複数シナリオ)
シナリオ1:ドル安継続
米国のインフレ鈍化がさらに明確になり、FRBの利上げ停止観測が強まる場合、ドル安が加速する可能性があります。USD/JPYは146円台まで下落する可能性があり、EUR/USDは1.08ドル台まで上昇する可能性があります。
シナリオ2:ドル高反発
米国の経済指標が市場予想を上回り、FRBのタカ派姿勢が再燃する場合、ドル高に転換する可能性があります。USD/JPYは149円台まで上昇する可能性があり、EUR/USDは1.06ドル台まで下落する可能性があります。
シナリオ3:レンジ相場継続
米国の経済指標が市場予想と一致し、FRBの政策姿勢が現状維持の場合、USD/JPYとEUR/USDは、それぞれ147円台後半と1.07ドル台前半でレンジ相場を継続する可能性があります。
投資の心得
「リスクを取らないことが最大のリスクである。」 – ウォーレン・バフェット
リスクを恐れてばかりでは、成長の機会を逃してしまう可能性があります。しかし、リスクを理解し、適切に管理することが、長期的な成功への鍵となります。
筆者メモ(今日の所感)
本日もイベント待ちとなりました。
関連記事・手順
免責事項
当記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の通貨ペアの売買を推奨するものではありません。相場は急変することがあり、元本の保証はありません。取引は自己責任でお願いいたします。
内部リンク
市場分析 — 最新の相場の見方と手順はこちら。
EA戦略 — 自動売買の検証と選び方の指針。

