- 2025年8月21日 ドル円・ユーロドル分析:ファンダメンタルズとテクニカルから読み解く戦略
- 前日のドル円・ユーロドル(1H足)要約
- ドル円
- ユーロドル
- 直近ニュース3本の要点とファンダ
- ニュース要約
- ファンダ解説
- 本日のテクニカル解説(マルチタイムフレーム分析 / 移動平均線(SMA/EMA))
- 手法の考え方と根拠
- 売買ルール(エントリー/損切り/利確)
- 運用戦略(数値ガイド)
- 資金管理:1トレードのリスク%・RR比
- 時間帯ごとの狙い
- 明日の見通し(複数シナリオ)
- 投資の心得(短く)
- 内部リンク
2025年8月21日 ドル円・ユーロドル分析:ファンダメンタルズとテクニカルから読み解く戦略
本日のドル円・ユーロドル分析では、前日の相場動向を振り返り、直近の主要ニュースとそのファンダメンタルズへの影響を解説します。テクニカル分析では、マルチタイムフレーム分析と移動平均線を用いて、具体的な売買ルールと運用戦略を提示します。最後に、明日の相場見通しと投資の心得を共有します。
前日のドル円・ユーロドル(1H足)要約
ドル円
前日のドル円は、午前中に145.20円まで上昇した後、午後は144.80円まで反落する展開となりました。米国の経済指標発表1を控え、様子見ムードが強まったことが要因と考えられます。終値は144.95円付近で、やや弱含みで引けました。
ユーロドル
ユーロドルは、前日を通してほぼ横ばいの展開となりました。1.0800ドルを挟んだ小幅なレンジで推移し、明確なトレンドは確認できませんでした。欧州中央銀行(ECB)2の金融政策に対する不透明感が、相場を動かしにくい状況を作り出している可能性があります。終値は1.0795ドル付近でした。
直近ニュース3本の要点とファンダ
ニュース要約
- 米国7月消費者物価指数(CPI)発表:予想を下回り、インフレ鈍化の兆候が見られました。
- 欧州中央銀行(ECB)理事会:政策金利は据え置きとなりましたが、今後の利上げを示唆する声明が出されました。
- 日本の7月貿易収支:大幅な黒字となり、円高要因となりました。
ファンダ解説
米国のCPIが予想を下回ったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)3の利上げペースが鈍化するとの見方が強まり、ドル安に繋がりました。ECB理事会では、インフレ抑制のため、今後の利上げの可能性が示唆されましたが、市場は既に織り込み済みと判断し、ユーロへの影響は限定的でした。日本の貿易収支黒字は、円買いの材料となりましたが、米国のインフレ鈍化によるドル安の影響が大きく、ドル円の上昇を抑える要因となりました。
本日のテクニカル解説(マルチタイムフレーム分析 / 移動平均線(SMA/EMA))
手法の考え方と根拠
本日のテクニカル分析では、マルチタイムフレーム分析と移動平均線(SMA/EMA)を組み合わせた手法を用います。マルチタイムフレーム分析では、日足、4時間足、1時間足といった異なる時間足のチャートを分析することで、相場のトレンドを把握し、より精度の高いエントリーポイントを見つけることを目指します。移動平均線は、過去の一定期間の価格の平均値を線で結んだもので、トレンドの方向性やサポートライン、レジスタンスライン4として活用できます。SMA(単純移動平均線)5は、単純な平均値を表し、EMA(指数平滑移動平均線)6は、直近の価格に比重を置いた平均値を表します。EMAはSMAよりも価格変動に敏感に反応するため、短期的なトレンド分析に適しています。
売買ルール(エントリー/損切り/利確)
今回の分析では、以下の売買ルールを推奨します。
- エントリー:1時間足で、20EMAが50SMAを上抜けたら買いエントリー、下抜けたら売りエントリー。
- 損切り:エントリー価格から、買いの場合は-20pips、売りの場合は+20pipsに設定。
- 利確:エントリー価格から、買いの場合は+40pips、売りの場合は-40pipsに設定。
例:ドル円が145.00円で、1時間足の20EMAが50SMAを上抜けた場合、145.00円で買いエントリー。損切りは144.80円、利確は145.40円に設定します。
運用戦略(数値ガイド)
資金管理:1トレードのリスク%・RR比
資金管理7においては、1トレードあたりのリスクを、総資金の2%以内に抑えることを推奨します。例えば、総資金が100万円の場合、1トレードのリスク額は2万円となります。今回の売買ルールでは、損切り幅が20pipsであるため、ロット数8は、リスク額が2万円を超えないように調整する必要があります。また、リスクリワードレシオ(RR比)9は、1:2以上を目標とします。今回の売買ルールでは、損切り幅が20pips、利確幅が40pipsであるため、RR比は1:2となり、目標を達成しています。
時間帯ごとの狙い
東京時間10(午前9時~午後5時)は、仲値11決定に向けて、実需12の売買が活発になるため、比較的安定した動きが期待できます。ロンドン時間13(午後4時~午前1時)は、欧州勢の参入により、相場が大きく変動する可能性があります。ニューヨーク時間14(午後9時~午前6時)は、米国勢の参入に加え、経済指標の発表が多いため、ボラティリティ15が高くなる傾向があります。本日の戦略としては、東京時間では、20EMAと50SMAの乖離が小さい場合、様子見とし、ロンドン時間以降の相場変動に備えることを推奨します。ニューヨーク時間では、経済指標発表時の急変動に注意し、損切り設定を徹底することが重要です。
明日の見通し(複数シナリオ)
明日のドル円は、米国の新規失業保険申請件数16の発表が予定されています。予想を下回る場合は、米経済の堅調さを示す指標となり、ドル買いに繋がる可能性があります。一方、予想を上回る場合は、米経済の減速懸念が強まり、ドル売りとなる可能性があります。ユーロドルは、欧州の経済指標の発表は予定されていませんが、米国の経済指標や、ECB関係者の発言に影響を受ける可能性があります。
シナリオ1(強気):米国の新規失業保険申請件数が予想を下回り、ドル円は145.50円まで上昇、ユーロドルは1.0750ドルまで下落する可能性があります。
シナリオ2(弱気):米国の新規失業保険申請件数が予想を上回り、ドル円は144.50円まで下落、ユーロドルは1.0850ドルまで上昇する可能性があります。
シナリオ3(中立):米国の新規失業保険申請件数が予想とほぼ同じ場合、ドル円は144.80円~145.20円のレンジ、ユーロドルは1.0780ドル~1.0820ドルのレンジで推移する可能性があります。
投資の心得(短く)
相場に絶対はありません。常にリスクを意識し、自己責任17で投資判断を行うことが重要です。感情的な取引18は避け、冷静に、計画的に取引を行いましょう。そして、常に学び続ける姿勢を持ち、市場の変化に対応できるように努めましょう。
内部リンク
より詳細な市場分析についてはこちらをご覧ください。
自動売買に興味がある方はEA戦略の記事をご覧ください。
日々の相場に関する独り言はこちらで呟いています。
1 経済指標発表:各国の経済状況を示す統計データのこと。例:GDP、消費者物価指数など。
2 欧州中央銀行(ECB):ユーロ圏の金融政策を決定する中央銀行。
3 米連邦準備制度理事会(FRB):アメリカ合衆国の中央銀行。
4 サポートライン/レジスタンスライン:チャート分析において、価格が下落しにくいと考えられる価格帯をサポートライン、価格が上昇しにくいと考えられる価格帯をレジスタンスラインという。
5 SMA(単純移動平均線):一定期間の価格を単純に平均した線。
6 EMA(指数平滑移動平均線):直近の価格に比重を置いて計算された移動平均線。
7 資金管理:投資において、リスクをコントロールし、資金を守るための戦略。
8 ロット数:取引量のこと。FXでは、通常1ロット=10万通貨。
9 リスクリワードレシオ(RR比):損失に対する利益の割合。高いほど効率の良い取引となる。
10 東京時間:日本時間の午前9時から午後5時頃までの時間帯。
11 仲値:銀行が顧客に外国為替を売買する際の基準となるレート。
12 実需:輸出入企業などが、実際の決済のために行う為替取引。
13 ロンドン時間:GMT(グリニッジ標準時)の午前8時から午後4時頃までの時間帯。日本時間では午後4時から午前1時頃まで(夏時間)。
14 ニューヨーク時間:EST(米国東部標準時)の午前8時から午後4時頃までの時間帯。日本時間では午後9時から午前6時頃まで(夏時間)。
15 ボラティリティ:価格変動の幅。高いほど価格が大きく変動しやすい。
16 新規失業保険申請件数:アメリカで新たに失業保険を申請した人の数を示す経済指標。
17 自己責任:投資の結果は全て自分自身で責任を負うこと。
18 感情的な取引:恐怖や欲望に駆られて行う取引。冷静な判断を欠き、損失を招きやすい。

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