【朝イチ】本日のFX注目ポイント(2025/08/26)
おはようございます。2025年8月26日のFX市場分析をお届けします。本日は、昨日のドル円とユーロドルの動きを踏まえ、ファンダメンタルズとテクニカル分析に基づいたトレード戦略を考察します。
今週は主要な経済指標発表が予定されており、市場の変動が予想されます。リスク管理を徹底し、慎重な取引を心がけましょう。
それでは、本日の注目ポイントを見ていきましょう。
前日のUSD/JPY・EUR/USDの動向
昨日のUSD/JPYは、東京時間から欧州時間にかけて緩やかに上昇し、その後NY時間でやや反落する展開となりました。1日のレンジ幅は約30pipsと比較的狭く、方向感に欠ける一日でした。
重要高値は145.50円付近、重要安値は145.20円付近と見ることができます。週明けということもあり、様子見ムードが強かったと考えられます。
一方、EUR/USDは、USD/JPYとは対照的に、東京時間から欧州時間にかけて下落し、NY時間で若干戻す展開となりました。こちらもレンジ幅は約40pipsと限定的でした。
重要高値は1.0850ドル付近、重要安値は1.0810ドル付近です。ユーロ圏の経済指標が弱かったことが下落の要因として考えられます。
直近ニュース3本の要点
1. **米国の消費者信頼感指数が予想を下回る:** 先週発表された米国の消費者信頼感指数は、市場予想を下回り、景気減速への懸念が強まりました。これにより、FRBの利上げペース鈍化観測が浮上し、ドル売りにつながりました。
2. **欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーがタカ派発言:** ECB理事会メンバーの一人が、インフレ抑制のためにはさらなる利上げが必要との認識を示しました。この発言を受け、ユーロ買いが進みました。
3. **日銀、大規模緩和策を維持:** 先週の日銀金融政策決定会合では、大規模緩和策の維持が決定されました。植田総裁は会見で、粘り強く金融緩和を継続する方針を強調し、円売りが進みました。
ファンダメンタル解説
上記のニュースを踏まえると、現在の為替市場は、米国の景気減速懸念、欧州のインフレ、日本の金融緩和という3つの要因が複雑に絡み合っている状況です。
特に、米国の消費者信頼感指数の低下は、今後のFRBの金融政策に大きな影響を与える可能性があります。もし、今後の経済指標も弱い結果が続けば、FRBは利上げを一時停止する可能性も考えられます。
一方、ユーロ圏では、インフレ率が依然として高水準にあるため、ECBは利上げを継続する可能性があります。ただし、景気減速の兆候も見られるため、今後の経済指標次第では、利上げペースを減速する可能性もあります。
日本では、日銀が大規模緩和策を維持しているため、円安基調が続く可能性があります。ただし、米国の利上げ停止や、世界的な景気後退が発生した場合、リスクオフの円買いが進む可能性もあります。
テクニカル分析:RSI
本日は、テクニカル分析としてRSI(Relative Strength Index)を用いて、USD/JPYの売買ルールを解説します。RSIは、相場の買われすぎ、売られすぎを判断する指標として広く利用されています。
RSIは、一般的に70%以上で買われすぎ、30%以下で売られすぎと判断されます。しかし、トレンドが強い場合は、これらの水準を超えて推移することがあります。
そこで、今回はRSIのダイバージェンス(逆行現象)に着目した売買ルールを提案します。ダイバージェンスとは、価格が上昇しているにもかかわらず、RSIが下降している、またはその逆の現象です。これは、トレンドの転換を示唆するサインとして解釈されます。
売買ルール:
- 買いエントリー:USD/JPYが安値を更新しているにもかかわらず、RSIが上昇している場合。
- 売りエントリー:USD/JPYが高値を更新しているにもかかわらず、RSIが下落している場合。
- 損切り:直近の高値または安値に設定。
- 利確:RSIが50%付近に戻ってきた場合、または、直近の高値または安値の更新が確認できた場合。
根拠:
ダイバージェンスは、相場の勢いが弱まっていることを示唆します。価格が安値を更新しているにもかかわらず、RSIが上昇している場合は、売り圧力が弱まっている可能性があり、買いエントリーのチャンスとなります。
逆に、価格が高値を更新しているにもかかわらず、RSIが下落している場合は、買い圧力が弱まっている可能性があり、売りエントリーのチャンスとなります。
損切りは、トレンドが転換した場合に損失を限定するために、直近の高値または安値に設定します。利確は、RSIが50%付近に戻ってきた場合、または、直近の高値または安値の更新が確認できた場合に、利益を確定します。
運用戦略
上記のRSIを用いた売買ルールに基づいた運用戦略を以下に示します。あくまで一例であり、ご自身の資金量やリスク許容度に合わせて調整してください。
エントリー条件:USD/JPYにおいて、RSIのダイバージェンスが発生した場合。
損切り:エントリー価格から±20pipsに設定。
利確:エントリー価格から+40pipsに設定。
資金管理:1回のトレードにおけるリスクは、総資金の2%以内に抑える。例えば、総資金が100万円の場合、1回のトレードで許容できる損失額は2万円となります。
ポジションサイズ:損切り幅とリスク許容額から、適切なポジションサイズを計算します。上記の例では、20pipsの損切り幅で2万円の損失を許容できる場合、1ロット(10万通貨)あたり1000円の損失となるため、最大で0.2ロットまで保有できます。
明日の見通し
明日のUSD/JPYは、米国の経済指標発表に注目が集まります。特に、ISM製造業景況指数は、米国の景気動向を占う上で重要な指標となります。
シナリオ1:ISM製造業景況指数が予想を上回った場合:
米国の景気回復期待が高まり、ドル買いが進む可能性があります。USD/JPYは上昇し、146円台を目指す展開となるかもしれません。
シナリオ2:ISM製造業景況指数が予想を下回った場合:
米国の景気減速懸念が強まり、ドル売りが進む可能性があります。USD/JPYは下落し、145円を割り込む展開となるかもしれません。
シナリオ3:ISM製造業景況指数が予想通りだった場合:
市場は様子見ムードとなり、USD/JPYはレンジ相場となる可能性があります。テクニカル分析に基づいた短期的な取引が有効となるでしょう。
投資の心得
「リスクを取らないことが最大のリスクである。」 – ジョージ・ソロス
この言葉は、投資においてはリスクを完全に回避することは不可能であり、時には積極的にリスクを取る必要があることを示唆しています。ただし、リスクを取る際には、十分な知識と分析に基づいた判断が不可欠です。
何も行動しないことが、機会損失という最大のリスクにつながることもあります。情報収集と分析を怠らず、自分自身の投資戦略を磨き上げることが重要です。

